【哲学・思想講座】若い人のやる気のなさは何が原因なのか?
おはようございます。今日は考え方について述べたいと思います。
ホントに皆さんの身近なお話として取り扱っていきたいと思っているので、固定概念とか取っ払ってくだされば楽に生きられると信じて書いています(^^)
これから話す事は、国内に限った話であり、世界の他の国の事情は考慮に入れない事を前提に考えてください。
日本は昔、バブルがありましたね。高度経済成長期が長く続いたおかげで、雇用の方も定着していたのです。
それが年功序列制度ですね。
何も特別な事をしなくても順調に給料は増え、出世枠もそれなりに確保出来たのです。
それが今、正社員になれたとしても出世出来るどころか、給料が増えるかどうかも分からない時代になっています。
会社が年功序列を廃止し、実力主義に切り替えた、という建前のせいです。
聞こえは良いんですよね、実力主義。
でも実際に蓋を開けて見れば、実力主義も、年功序列もクソもないっていう感じであり、30代以降の若い人にとっては不利な条件だらけです。
それが、契約社員、派遣社員、パートです。
いざとなったら切り捨てられる便利な人材です。
それを、氷河期世代(1970年~1982年) が経験したのです。辛辣な時代でした。
会社が求めていた人材っていうのが、「専門性の高くて即戦力となれる若い人」だったのです。
大学を出たてほやほやの若者にそれが出来るとは思いません。
会社で揉まれて、叩かれて、育っていって即戦力となっていくんです。
バブル世代は、そういった辛辣な雇用を経験していません。もう会社の方から出向いて、「うちに来て下さい」というような、プレゼント攻撃やら宴会攻撃やらで、逃すまい! というような時代だったんです。
そしてここ10年くらいは、若い人が3年もたたないうちに辞めてしまうのです。
それは、「即戦力を求めた会社」に非があるんですね。
若い人は、希望の部署に配属されて、自分の振り幅で仕事をしたいわけです。自分が優秀だっていうのは分かっているから。
自分は専門性があり、即戦力と見なされて雇用されたというプライドがあるんです。
だから、「何でもイイから働かせて下さい!」というような若い人は落とされていくんです。
実は会社にとって都合がいいのは、「何でもイイから働かせて下さい」というような若い人だっていうのを忘れてしまったんでしょうね。
何でもやらせて、(雑務でも鞄持ちでもなんでも) 経験を積ませ、即戦力となれるように育てていくというのが、日本の会社の良いところだったはずなんです。
大学はそこまで育てませんから。
日本文化の良いところは、師弟関係なんですね。上司のやることなすことを見て真似て、自分もそうなっていく、という風土なんです。
実は若い人はそういうのを求めているようにも思えるんです。
良き先生、師匠、先輩、上司に巡り会いたいという本能がすり込まれているのです。
ところが、会社では、空洞があるんです。
新人を育てるはずの世代がいないんです。そう、いわゆる氷河期世代の皆さんです。
団塊世代が大量に退職し、バブル世代とゆとり世代だけが残ってしまったという感じなんですね。
そして、入ってくるのが「さとり世代」
上昇志向もなく、出世も興味がない、全てにおいて諦めて、自分の出来る範囲しかやらない。
「悟っている」んです。
これ、ほんとーに賢い生き方。今の厳しい時代を生き抜くに適した生き方なんです。
だから、他の世代から見たら、「やる気がない」と嘆くわけですね。
恋愛に淡泊なのも、「子孫を残す」意欲がなくなっているせいです。
彼らが自発的にそうしたのではなく、(そういう風に見えるけれど)時代の流れに沿っているだけです。
だって今、子供産んでもメリット少ないですもん。
しかも仕事がないし。育てる余裕なんてありません。
保育所だってどこもいっぱい。
出来れば専業主婦がいい。そんな志向になっています。
社会がそうさせたんです。
伝承とか、引き継ぎとかそういった伝統的なものが失われた今、会社に未来があるとは思えません。
若者が逃げ出すような会社に未来はありません。
まあでも、少しずつ、会社も目が覚めて、動き出しているようなので、それだけでも吉としますか。
多分、今の小中学生が、優秀な社員となって働いてくれるでしょう。期待しています。
ってこの記事、哲学とはあんまり関係なかったですね(笑)
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ホントに皆さんの身近なお話として取り扱っていきたいと思っているので、固定概念とか取っ払ってくだされば楽に生きられると信じて書いています(^^)
これから話す事は、国内に限った話であり、世界の他の国の事情は考慮に入れない事を前提に考えてください。
日本は昔、バブルがありましたね。高度経済成長期が長く続いたおかげで、雇用の方も定着していたのです。
それが年功序列制度ですね。
何も特別な事をしなくても順調に給料は増え、出世枠もそれなりに確保出来たのです。
それが今、正社員になれたとしても出世出来るどころか、給料が増えるかどうかも分からない時代になっています。
会社が年功序列を廃止し、実力主義に切り替えた、という建前のせいです。
聞こえは良いんですよね、実力主義。
でも実際に蓋を開けて見れば、実力主義も、年功序列もクソもないっていう感じであり、30代以降の若い人にとっては不利な条件だらけです。
それが、契約社員、派遣社員、パートです。
いざとなったら切り捨てられる便利な人材です。
それを、氷河期世代(1970年~1982年) が経験したのです。辛辣な時代でした。
会社が求めていた人材っていうのが、「専門性の高くて即戦力となれる若い人」だったのです。
大学を出たてほやほやの若者にそれが出来るとは思いません。
会社で揉まれて、叩かれて、育っていって即戦力となっていくんです。
バブル世代は、そういった辛辣な雇用を経験していません。もう会社の方から出向いて、「うちに来て下さい」というような、プレゼント攻撃やら宴会攻撃やらで、逃すまい! というような時代だったんです。
そしてここ10年くらいは、若い人が3年もたたないうちに辞めてしまうのです。
それは、「即戦力を求めた会社」に非があるんですね。
若い人は、希望の部署に配属されて、自分の振り幅で仕事をしたいわけです。自分が優秀だっていうのは分かっているから。
自分は専門性があり、即戦力と見なされて雇用されたというプライドがあるんです。
だから、「何でもイイから働かせて下さい!」というような若い人は落とされていくんです。
実は会社にとって都合がいいのは、「何でもイイから働かせて下さい」というような若い人だっていうのを忘れてしまったんでしょうね。
何でもやらせて、(雑務でも鞄持ちでもなんでも) 経験を積ませ、即戦力となれるように育てていくというのが、日本の会社の良いところだったはずなんです。
大学はそこまで育てませんから。
日本文化の良いところは、師弟関係なんですね。上司のやることなすことを見て真似て、自分もそうなっていく、という風土なんです。
実は若い人はそういうのを求めているようにも思えるんです。
良き先生、師匠、先輩、上司に巡り会いたいという本能がすり込まれているのです。
ところが、会社では、空洞があるんです。
新人を育てるはずの世代がいないんです。そう、いわゆる氷河期世代の皆さんです。
団塊世代が大量に退職し、バブル世代とゆとり世代だけが残ってしまったという感じなんですね。
そして、入ってくるのが「さとり世代」
上昇志向もなく、出世も興味がない、全てにおいて諦めて、自分の出来る範囲しかやらない。
「悟っている」んです。
これ、ほんとーに賢い生き方。今の厳しい時代を生き抜くに適した生き方なんです。
だから、他の世代から見たら、「やる気がない」と嘆くわけですね。
恋愛に淡泊なのも、「子孫を残す」意欲がなくなっているせいです。
彼らが自発的にそうしたのではなく、(そういう風に見えるけれど)時代の流れに沿っているだけです。
だって今、子供産んでもメリット少ないですもん。
しかも仕事がないし。育てる余裕なんてありません。
保育所だってどこもいっぱい。
出来れば専業主婦がいい。そんな志向になっています。
社会がそうさせたんです。
伝承とか、引き継ぎとかそういった伝統的なものが失われた今、会社に未来があるとは思えません。
若者が逃げ出すような会社に未来はありません。
まあでも、少しずつ、会社も目が覚めて、動き出しているようなので、それだけでも吉としますか。
多分、今の小中学生が、優秀な社員となって働いてくれるでしょう。期待しています。
ってこの記事、哲学とはあんまり関係なかったですね(笑)
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