夢解き ~夢の世界からのメッセージ~

夢分析専門のブログです。心理学をベースにした、かなり専門性の高い夢分析を行っています。夢占いとはまた違う解釈で分析していくので、過去記事などを参照してください。

亡くなった祖母と弟が怖い姿で出てくる夢

【夢内容】

 21歳の私は、13年前の小学2年の時に見た夢を今でも鮮明に覚えています。
それは小学2年の夏休みのお盆の頃のこと。
夕方に亡くなった祖母と弟の送り火をしようとする時、私は1日の疲れもあり部屋のマッサージチェアで眠りました。
その時、夢の中で向こうから亡くなった祖母と弟がこちらに歩いてきます。
私は嬉しくて二人の名前を叫びましたが、近づいてくる二人の表情は恐ろしく、ゾンビのような赤い目でこちらを睨んでいました。
私は震えながらどうしたの?と聞いても答えてくれず、どんどん近づきついに私の目の前で立ちどまり、祖母が恐ろしい目で「何か」を言った後目が覚めました。
ただただ恐くて涙が止まりませんでした・・・。 
その時夢の中の祖母が言った言葉をどうしても思い出せません。
そして私はその夢の後、「ごめんなさい」といるはずのない二人に泣きながら謝っていました。
ちなみに祖母は私が小学1年の年明けに癌で亡くなり、弟は4歳の時に死産しました。祖母の最後には学校のため立ち会えませんでした。
あの時幼かった自分が見た、怖いような切ないような夢は何だったのでしょう。

【鑑定結果】

うーん、何とも言えません。
子どもの頃の夢っていうのは、大人になってからの夢とは質が違います。
あえていうならば、そこにおばあさんと弟さんの意思は含まれていないと思います。
子どもの頃の夢は、大抵怖い夢を見るものなんです。

それは社会的人間に発達する過程での、抑圧されていく”シャドウ”です。
”シャドウ”は身近なものの姿に変える事もあります。

※シャドウ=夢主が葛藤するもの、わだかまり、嫌悪を抱くもの、封印したいものなどなど。

小さい時に受けた”死”が恐怖の対象だったはずなんです。
不躾ですが、おばあさんと弟さんの”死”によって、抱いた恐怖を、死者としてのおばあさんと弟に恐怖を見いだしてしまったのではないかと思われます。

本当は、生前の姿を見たかったはずなんですが……。

成長過程で心の葛藤が夢に出て来て、”シャドウ”として現れてきてしまったのではないかと思います。
それがあまりにも衝撃的すぎたので、未だに覚えているという事ではないかと思います。

お盆という時期も重なったせいもあるでしょう。霊魂が戻ってくる、というお話を聞かされたのではありませんか?
それも印象に残ったのかもしれませんね。

いずれにせよ、おばあさんと弟さんは決して怒っておりません。
あの世で幸せに暮らしていると信じましょう。


(※多い場合は抽選となりますので、ご了承下さい。また、鑑定したものは全て記事に上げます。直接ご連絡することはありませんので、こまめにチェックをお願い致します。今のところ空いていますので、100%近く鑑定出来ます。)