夢解き ~夢の世界からのメッセージ~

夢分析専門のブログです。心理学をベースにした、かなり専門性の高い夢分析を行っています。夢占いとはまた違う解釈で分析していくので、過去記事などを参照してください。

亡くなった父が次々と出てくる夢

【夢内容】

 一昨年亡くなった父の夢を繰り返し見ます。

亡くなった当初は、元気な姿で現れ私は「なんだ、やっぱり死んでなかったじゃない」と嬉しくなります。父は「生きてないぞ、もう生きてないぞ」と明るく返事します。その他、雪山で滑り降りてくる孫を受け止める、孫を抱いてお菓子をかいに行く、など起きた時は寂しいけれど悲しさは無い夢です。

一年過ぎた頃、自宅の階段の踊り場で痩せこけ茶色い肌の遺体の時に近い父がさみしげに立っていて話しかけても悲しそうな顔で見つめ返してくるだけ、そんな夢。

その後また元気な姿で現れるようになり私がこぐ自転車に二人乗りし、車道に出ようとして危険を感じ止まりました。自動車も危険を感じハンドルを切った為対向車にぶつかり事故に…あ、警察署いかなきゃ大変だ、と思ってると父が「逃げろ」と。言われるままにこぎつつ「代わってよ」と言うと「腹あたるだろう!」と応えるだけで代わってくれません。その後、家に着いてみると何故か自転車は壊れていて父は裏に隠すように積み上げ「処分した」と言った。事故車は黄色のカウンタックと白の軽自動車。

そして一番最近の夢は兄が私の有る事無い事を父に吹き込み兄に肩入れしきった父にきつく問いただされ、悔しく哀しい思いをする夢。



【鑑定結果】

とてもお父様の事を愛していらしたんですね。ご冥福をお祈りします。

亡くなった当初の夢は、夢主に現実を教えようとメッセージをくれた模様です。「生きていないよ」というメッセージそのままが、夢主に対するお父様からのメッセージでしょうね。

一年を過ぎた頃の夢は、お父様が、というよりも夢主自身に問題があったようです。
お父様を失った悲しみを癒えずにいるので、お父様の過去の名残が夢に出てきたようです。お父様が霊的メッセージを寄越したわけではなさそうです。

事故の夢は、心理的痛手を示しています。お父様を失った事に対する心理的ダメージ度が分かります。

兄に肩入れするお父様の夢は、夢主のお父様に対する失望からです。
お兄さんはあくまでも夢の演出でしかなく、夢主とお父様の関係を示しています。何かお父様に伝え切れていないことがあったのではないかと推測します。
後悔の念が強く出ています。

お父様が亡くなられた事による喪失感があまりにも強すぎます。
このままでは病気になってしまいます。誰か身近な人に寄り掛かる必要があります。今すぐに、信頼出来る方に泣き喚くなり何なりと感情をぶつけて下さい。
きっと夢主は一人で抱え、声を押し殺して悲しんでいたと思われます。
亡くなった人への悼みは、そういうものではなく、お父様を知る方々と共有するものだと思います。
決して、夢主一人が悲しいわけではありません。お兄様もお母様もお父様と関わりのあった人たちもまた、悲しい気持ちがあります。
どうぞ、誰か信頼出来る方にぶつけて下さい。そうすると、悲しみが浄化され、お父様の死を違う形で受け入れられると思います。





(※多い場合は抽選となりますので、ご了承下さい。また、鑑定したものは全て記事に上げます。直接ご連絡することはありませんので、こまめにチェックをお願い致します。今のところ空いていますので、100%近く鑑定出来ます。)